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アジャイルな考え方を浸透させ、活用する:人事・事例研究会 レポート
みなさん、こんにちは!(^^)/
人事プロデューサークラブの広報担当、人事の妖精・じん子ちゃんです!
9月に入ったというのに、暑い日が続いていますね。
ちょっと外出するとすぐに汗まみれになってしまう今年の夏、お洗濯の回数もハンパなくて。 す、水道代……
そんな真夏のような9月10日に開催された、「事例研究会」のレポートをおとどけします!
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☆ 人事プロデューサークラブ 第111回事例研究会 ☆
テーマ
「アジャイル×HR:エンジニアリング組織を強くするこれからの人事運営」
ご発表者
クリエーションライン株式会社
CHRO 兼 コーポレートチーム責任者 小笠原 修裕 氏
― 小笠原様より ―
元々はシステム開発の分野で用いられていた「アジャイル」という手法(短い反復期間を設定し、小さな機能ごとにPDCAサイクルを回していく)が、近年では人事領域でも使われるようになってきました。
しかし、実際の業務への落とし込みなど、具体的なイメージが持てていない方も多いのではないでしょうか。
クリエーションラインは、アジャイル開発による迅速かつ柔軟なシステム開発を行っている企業であり、人事運営においても「アジャイルな考え方」を取り入れています。
本セミナーでは、人事運営におけるアジャイルとは何か、そしてその有効性について詳しく解説します。
さらに、アジャイル×HRの導入がもたらすメリットと導入プロセスを学び、組織の未来を強化するための具体的なヒントを提供します。
■ 本題に入る前に…
まず最初に、小笠原様よりあるケーススタディのご提示がありました。
「あなたは人事の役職者です。ある日、社長に呼び出されて社長室に行きました。(以下略)」
この「役職者全員に発信した組織開発とその研修」において、
― 参加者からはどのような反応があったと想像できますか? ―
との小笠原様からのご質問があり、zooomのチャットや会場への問いかけを通じて参加者のみなさんから意見をいただきました。
マネジメントとは?組織開発とは?を人事の人間が発信した時、現場がどんな反応をするのか… 人事のみなさんだったら、想像される情景、結構似ているんじゃないかな?
でも!!
人事からの話を特に「斜に構えた感じ」で捉えがちなエンジニアの方々も組織論/組織開発は、大きなテーマになっているんだという事例をご紹介いただきつつ、
「エンジニアを人事が惹きつけるには、この領域を勉強すること」
のご提案が!
■ 自社が持つユニークな強味とは?
途中、ブレイクタイムをはさみながら、小笠原様の講義は和やかなムードで進みます。
ユーザーに対してアジャイル開発支援を提供されているクリエーションライン様ならではのリアルな手法をいくつかご紹介いただいたのですが、じん子が「これはイイ!」と思ったのが、
「ほぼフルリモートで出社日数などのルールなし、全国に社員がいる」
「でも、今何をやっているかわからない社員は1人もいない」
というお話と、そのスライド背景になっている社員のみなさんの笑顔です。
従業員の自主性を尊重し、労使の信頼関係があってこそ続けていける、ユニークな強味がそこにありました。
さて、みなさん。
みなさんの会社が持つ「ユニークな強味」って、何ですか?
■ アジャイルな考え方を浸透させ、活用する
じん子は今日のお話にあった「新たに生まれた開発手法:スクラム」が非常にわかりやすく感じました。この明快さとスピード感がステキ!
あと、「エンジニア達が守った方が絶対よき!と思うものを抽出した」というコンセプト、これもアジャイル開発なんだなと理解できました。
しかし、実際は「すべてがうまくいっていたわけではない」そうです。
小笠原様からは、うまくいかなかったその要因や解決方法なども丁寧にご紹介いただき、人事部門のなすべき取り組みについて、改めて考えさせられました。
小笠原様、すばらしいご発表を、ありがとうございました!!
■ 懇親会で
事例研究会終了後は、小笠原様を囲んでの懇親会へ。
今回は少人数だったためかえって距離感も近く、人事の話はもちろん、プライベートの話も含めて盛り上がりました。
会が進んでいくと人事つながりの共通の知人が多いことがわかり、「ぜひ忘年会でもやりましょう!」と、話も広がりました。(´∀`)
■ 参加者アンケートより
「エンジニアに魅力的な組織づくり」「そのために人事がすべきこと」など、多くの気付きをいただいた今日の事例研究会。
参加されたみなさまからいただいた「今日心に残ったこと」を一部ご紹介いたします。
・自社の強みや特徴、文化などを改めて意識した施策設計
・OSTについて
・スクラムによるチームでの役割(リーダーとファシリなど)
・自分もいつか登壇できるまで成長したい
研究会終了後の質疑応答コーナーでも、参加者の方からいくつかご質問があり、それらにもご自身の経験をふまえ、ご回答をいただきました。
■ 事例研究会について
今回の事例研究会は、記念すべき(?)ゾロ目の「第111回」となりました。
2009年4月の第1回以来、元号が変わっても、コロナ禍になっても、コツコツと開催してきたこの事例研究会。参加延べ人数はすごいことになっているんじゃ…。←数えてません、すみません
↓過去の開催内容はこちらからごらんいただけます
https://jpclub.jp/casestudy/
これまでご発表&ご参加いただいたすべての人事担当者さま、本当にありがとうございます!!
これからも人事プロデューサークラブの事例研究会にご期待くださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。